農場や牧場を経営してる生産者様が有機JAS認証を取得するメリットは、生産してる商品を、付加価値の高い競争力のあるものにすることです。しかし、そのメリットを享受するにはいくつもハードルが存在します。プランツフードシステムはそのハードルを共にこえられるよう、お役にたてることがたくさんあります。
化学肥料や農薬などを使用せずに栽培する「有機栽培」で育てた農作物は、有機JAS規格が認証されてはじめて「有機JASマーク」を貼ることができます。 そして「有機JASマーク」がないと「有機」「オーガニック」などの表示を行うことはできません。
この有機JAS規格は第三者である登録認証機関によって 厳しく検査されるものなので、消費者にとっては信頼度の高いものに感じられます。 しかしこの有機JAS規格の認定は、厳密な規定とコストや手間がかかることから、生産者にとってネガティブに感じられるものでもあります。
まず認証機関に提出する書類(生産行程管理記録:栽培日誌や伝票管理など)や肥料や防虫ネット等の資材、周辺環境に厳しい規定があり、 有機栽培で育てようとする品目が増えれば増えるほど、手間も増えていきます。
また生産者にとってネックになっているもののひとつに「費用」が挙げられます。 登録認証機関により認証審査費用、有機JASマークのシールやパッケージ代など、かかる費用は全て生産者が負担しなければなりません。
そして万が一農作物が自然界の脅威(天災や病害虫被害)に晒された場合に、即効性のある化学的な農薬や肥料は使用することができませんから、 経営リスクが高いという点でも不安視されています。
加えて、認証を取得した圃場では、日本農林規格に基づいた適合資材しか使用できないことから、生産者は「何が使えるのか? 何を使えば良い のか? この資材は使用できるのか?」等、なかなか判断が難しいようです。
なので生産者の中には、有機栽培と同等の栽培をしているにも関わらず、有機JAS認証を取得しない生産者もいると聞きます。 プランツフードシステムでは、この有機JAS認証を取得するための申請~取得までの煩雑な申請作業のサポートを行っています。
有機JASの認証を取得した後も大変重要です。 JAS認証を取得したからと言って、終わりではないのです。 認証を取得して、有機農産物を生産したからといって、満足のいく販売ができるとは限りません。
一般的に、生産者の方々は、
①生産した経験がある作物
②収量が多い作物
③栽培が比較的容易な作物
④知名度が高い作物
⑤周りで生産している人が多い作物
このような作物を生産される傾向が強いですが、皆さん販売に苦戦されています。 売れない、思うように数量を買ってくれない、買ってくれても値段をたたかれる…という声を聴きます。 マーケットを見たときに自分の都合(作りやすい、作ったことがあるなど)で生産した作物がうまく売れないのは当たり前かもしれません。 買う側からすると、マーケットに溢れている、だれもが作っている農産物にさほど興味がないのは容易に理解できるところです。 では、折角有機JAS認証まで取って、優位性のある販売ができず、収益構造が改善しなければ、費用と時間を費やして大変な思いをして認証をとる意味がありません。 なぜ売れないのか? なぜ買ってくれないのか? 相手目線で考えましょう。 相手が欲しいものを作ればある程度交渉はできるでしょう。
プランツフードシステムでは、その流通の橋渡しとして、「マッチング」もひとつの業務としてます。 いわゆる、購入者が欲しいもの、買いたいものの「品目選定」を行い、作付けをする。 また、作付け前に作付け可能品目を、取引先に提案し、契約を進めるというのも一案です。 それらの作業を生産者が交渉から行うのはとても難しく、大変なので、生産活動に注力できるように、分業化や代行業務の仕事も行ってます。
また、それら生産にかかわる資材の選定(使用可の資材の案内・提案、適合資材か否かなど)や包装資材の資材証明(原料・製造工程、SDSなど)の入手業務や 生産物の出荷資材や輸送便の手配などもプランツフードシステムの業務の一部です。
「農業はなにかとお金がかかる」と皆さんも感じていらっしゃると思います。 土地・ハウス・各種農機具などの高額な設備や施設を一からそろえる必要があり、金銭面で不安になる場面が多いと思います。
プランツフードシステムでは、農業に使える補助金(助成金)に関して、就農者の自立および事業拡大をサポートする支援制度のサポートも行って いきたいと思います。 農業経営をステップアップして行うためには先行投資が必要な場合があります。
補助金や融資は種類が多くて調べるのが面倒ですが、返還義務のない 補助金(助成金)や低金利の融資など条件の良い制度を上手く利用し後押ししてもらうことも大切です。 補助事業制度を上手く活用し農業経営に役立てて行くお手伝いも行います。 農業補助金は農業に関わる個人・法人・団体が活用できる補助金制度(補助事業の一つ)です。 受給対象者はすでに農家として働く人から新規に農業を始めたい人まで補助金によって様々で、主に農林水産省や都道府県・市町村などの自治体や金融機関から支給されます。 補助率は二分の一や三分の二など様々ですが、補助金を利用すればお得に設備投資ができますのでぜひ利用されることをおすすめします。