実績

鹿児島 指宿市 

山川水産加工業協同組合

最高級品の鰹節を生産している指宿市(いぶすきし)

指宿市は薩摩半島の南端に位置し、古くから貿易や漁業で栄えた地区で、現在も山川港を中心にかつおの町として知られてます。

世に出回っている鰹節のほとんどが荒節(あらぶし)とよばれるもので、6%ほどをしめるのが本枯れ節(ほんがれぶし)になります。本枯れ節は、鰹節の中でも一番香りが良くて旨味がありますが、生産に熟練の技が必要とされ時間をかけてつくられるので、最高級の鰹節と呼ばれてます。その本枯れ節の8割が指宿市で生産されています。

産廃をオーガニック 肥料へ

また、この鰹節工場では環境に配慮された取組も行われており、その過程でプランツフードシステムは鰹節を生産する工程ででてくる廃棄部分をオーガニック 肥料に生まれ変わるような仕組みの構築に貢献してきました。具体的には、鰹節の製造工程ででてくる排水(汚泥)をしぼったものを、専用のプラントで乾燥させて菌体肥料をつくってます。

今までは海洋に投棄されてきた、鰹節工場の排水でしたが、それらは窒素やリンなど農作物の生育に有効な成分を豊富に含んでいることに着目しました。菌体肥料を鰹節残渣由来(かつおぶしさんさゆらい)有機肥料にすることで、100%鰹原料のオーガニック 肥料の完成です。肥料は粉状であり、そのまま出荷したり、用途に応じてペレットにしたりしております。

排水を有効利用することで、今ではこの工場ですてる産業廃棄物はほとんどなくなりました。

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