生産資材

生産資材(肥料・農業資材)を販売・製作されている方へサポートできること

農場や牧場を経営してる生産者様が有機JAS認証を取得すするためには、その認証を受けている資材や肥料が必要になってきます。それらを販売・製造される方にも有機JASの認証が必要になってきます。

  • ・使用資材の約束事
  • ・使用資材の適合確認
  • ・適合資材の認証取得

(JAS法に基づく) 使用資材の約束事

 有機JASでは、有機農業の理念に基づいた遵守すべき規格・基準が定められています。有機栽培においては、農業の自然循環機能の維持増進を図る観点から、化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本としており、 一般の慣行栽培と違い、使用資材の制約があります。特に新規に有機栽培を始める場合や有機栽培開始の初期においては、圃場条件や技術レベル の関係で、天候・病害虫などの環境に対応する栽培管理はとても難易度が高いものとなります。

 私どもは、これら有機JASでも許容されている 肥料・土壌改良資材および別表1農薬の利用も視野に入れ、経営の安定につながる「適合資材」の原料開発や使用上の留意事項など生産資材のサポートも行っています。

使用資材の適合確認

 有機農産物の日本農林規格別表1にはたくさんの資材が掲載されていますが、別表1の全体について、 「製造工程において化学的に合成された物質が添加されていないものに限る。」との条件がついています。 化学肥料を添加されたものが有機農産物の生産に使用できないのはもちろんなのですが、液肥などの液状成分の安定を保つための 乳化剤、品質保持剤などの添加に ついても化学合成のものは許されていません。化学合成の乳化剤を使用しているもの、化学的に合成された物質によってpHを調整しているもの、いずれも有機農産物 の生産には使用できません。

商品の宣伝用パンフレットを見ただけでは、乳化剤やpH調整のような主たる効能以外の部分まで有機JAS規格を満足しているかは分 からないことがあります。

 このために事業者の方々は、製造メーカーから資材証明書を取得して、生産行程管理者自らで、規格との適合性を確認しなければなりません。 しかしながら、この作業は生産者(事業者)にとっては大変な作業で、製造メーカーの機密情報の問題や原料・材料、製造工程などなかなか公開してくれない場合も あり、資材証明を入手するのは、なかなか困難な交渉といえます。

 小社は、他社の資材証明取得の代行業務を含め、自社関連の商品の資材証明書の発行など、事業者の皆さんがJAS認証圃場や認証工場で使用できるか等の 資材確認の業務のお手伝いもさせて頂いております。

適合資材の認証取得

 2000年有機JAS認証制度が始まってから現在まで、 下記のようなことの発生が頻発していました。

①肥料販売業者の規格に対する理解不足や間違った宣伝による誤使用の事故

②生産者の理解不足による事故と生産者が資材内容を調べきれない問題

③登録認証機関の判断の違いによる不公平と登録認証機関の責任・リスク

④事業者・登録認証機関・資材業者の資材適合性評価のための多大な時間と労力

 こうした積年の問題を解決するために、2011年6月2日に「一般社団法人有機JAS資材評価協議会」が結成されました。

「一般社団法人有機JAS資材評価協議会」は、次のような業務を行います。

1.有機農産物の生産に係る肥料・土壌改良資材・農薬・調製用等資材及びその他の資材が、有機農産物の日本農林規格別表並びに一般管理・ 育苗管理資材に係る基準に適合するか否かの審査

2.収穫後の農産物を扱う施設に使用する防虫防鼠資材などが、有機加工食品の日本農林規格別表2に適合するか否かの審査

3.有機加工食品の製造を行う工場の防虫防鼠などに使用する資材が、有機加工食品の日本農林規格別表2に適合するか否かの審査

4.審査の結果、使用可能と判断した該当資材に対して、一般社団法人有機JAS資材評価協議会HP有機資材リストへの登録

5.資材の有機JAS適合性判断・手順の理解を図るため、資材業者・事業者・登録認証機関等を対象とした講習会の開催

有機JAS規格別表等への資材の適合性評価にあたっては、農林水産省の有機JAS資材リスト化事業により策定された有機JAS規格別表等資材 の適合性判断基準及び手順書に準拠した手順により評価を行います。同時にコーデックスガイドラインの考え方を参照します。

 プランツフードシステムでは、これら上記審査に基づく使用可能資材の評価・登録の申請、取得のお手伝いをさせて頂きます。

プランツフードシステムへ相談
@2020 Plants-Food-System