有機JAS認証を取得するメリットは、加工・取り扱いしてる商品を、付加価値の高い競争力のあるものにすることです。プランツフードシステムは、その取得に関わる煩雑な作業から、取得後の運用方法のお手伝いができます。また、全国にあるネットワークを活かした業務提携や受託開発の提案もできるので、上流から下流までトータルでサポートさせていただきます。
有機加工食品の基準は、原材料の95%(水・塩は除く)が有機農産物・畜産物で作られた食品であること。
もちろん加工の段階でも化学薬品を使わない、 薬剤などで汚染されないよう管理された工場で製造することが鉄則。 また、加工食品の場合も製造プロセスをさかのぼれなければなりません。
加工品の原材料は、受け入れ担当者が、届いた原材料を確認・記録して在庫管理記録を残しておく必要があります。 (どれだけ仕入れ、製造・加工し、出荷した後も、在庫が残っているのか、受払台帳で管理し、数字が合わなければなりません。)
単に加工品を作る時とは違った、細かい管理や記録が必要です。
現在、日本国内では「有機JASマーク」がついた食品のみ、「有機」や「オーガニック」と表示することが許されています。 それ以外の商品への表示は法律で禁止されています。
有機JASマークの信頼を傷つけるようなJAS法違反に対しては、認定機関からの認定取り消しや、農水省のホームページでの公表という処置がとられます。 程度によっては2年以下の懲役または200万円以下(法人の場合には1億円以下)の罰金という罰則が科せられることもあるので注意しましょう。 それだけ、責任をもって製造・販売をしなければならないということなのです。
国内の食の市場が縮小する一方で、拡大する世界の食市場を開拓し、日本産農林水産物・食品の輸出拡大につなげていくためには、世界で注目度が 高まっている日本食・食文化の魅力を効果的、かつ、強力に発信していくことが必要です。
例えばJAS規格認証支援事業に関して、食品関連企業等が行うビジネス環境の整備・改善のための各種取組支援を行う国の支援事業があります。 この様な、支援事業を活かして事業の環境整備のお手伝いのために採択に向けた、申請等のサポートも行っています。 採択された事業者は、認証取得費用などの事業にかかわる費用を国の補助金で支援して頂ける仕組みです。
しかし、その公募期間は短く、とても一般の方が作成できる申請資料とは言えず、大変な作業となります。 これら、公募―申請―採択―実行(有機JAS認証取得にかかわる申請・書類作成サポートなど)-管理者講習会の開催―認証取得―交付申請 の一連の煩雑な作業を申請事業者様に代わってサポートする業務を行っています。
有機JASの食品加工認証を取得した事業者様は、いよいよ「有機加工食品」の製造を行うことができ、JASマークが貼付された有機加工食品を 販売することが可能となります。
しかし、その大前提として、工場が有機JAS加工認証を取得しても肝心の原材料が有機加工源であることが条件となります。 例えば、有機農産物、有機畜産物、有機加工食品など原料も有機でなければ、その加工食品は有機加工食品とならないのです。
ここで問題なのは、有機加工食品を製造できるが、有機の原料がない! 認証取得後、事業者様が直面する最も苦慮する問題点で、併せて製造にかかわる調味料などの添加物や助剤もすべて有機である櫃があります。 プランツフードシステムでは、有機食品製造に必要な原料の調達、産地開発、原料の開発、商品開発のサポート・ご提案も行っております。
また、有機加工認証取得した後におこる、工場様方の問題点がもう一つ。 認証取得し、自社の商品の製造はできたものの、せっかく、苦労して時間と費用をかけ、取得した認証工場の稼働率が低く、 「年間の大半を遊ばせている」といったご相談もあります。
プランツフードシステムはそのオーガニックマッチングのお手伝いとして、その認証工場に業務委託として「製造のお願い」をし、工場の 稼働率を上げ、収益をもたらすサポートも行っています。